日興アセットマネジメントのビル・ワイルダー社長兼最高投資責任者(CIO)は、経営の独立性を確保するため、当初の計画通り2008─09年までに上場する計画であることを明らかにしました。
同社長は、上場の具体的な日程については未定としながらも、「2004年に日興アセットに入った頃の計画は4─5年以内に上場することだったが、今もその計画通りだ」と述べました。
日本では運用会社の多くが、銀行や証券など大手金融グループの傘下にあり、上場しているのは不動産関連を除くと独立系のスパークス・グループのみです。
日興アセットは04年にティモシー・マッカーシー会長兼最高経営責任者(CEO)とワイルダー社長が同社の経営トップに就いて以来、株式上場を目指して準備を進めてきました。
しかし、親会社である日興コーディアルグループの不正会計問題や米シティグループによる日興コーディアルへの出資などで上場作業がとん挫した経緯があります。
シティグループの資本参加による日興アセットへの影響については、「ほとんどない」としました。
また、日興コーディアルが上場計画を支援する姿勢にも変わりはないと語りました。
ただ、複数の金融関係筋によると、日興アセットの上場は確定しているわけではなく、シティグループの意向によってはプライベート・エクイティ・ファンドへの売却の可能性も残されているそうです。
この観測について、ワイルダー社長は、金融市場は日興アセットの価値を高く評価すると予想しており、シティグループにとっては売却より上場の方がメリットが大きいとの見解を示しました。
さらに「プライベート・エクイティ側も買収後に会社の主要資産である人が辞めてしまうリスクのあるような案件については慎重になると思う」と述べました。
上場の目的について同社長は、フィデリティーやキャピタルなど海外の独立系資産運用会社の運用資産残高の伸び率や利益率が金融グループ傘下の運用会社に比べて高いことを挙げ、
「資産運用会社にとって証券会社や銀行から独立することは非常に重要だ」と述べました。
来年または、再来年の上場が実現しそうです。
日興アセットが08〜09年までの上場を目指す
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